もっと統計と数値解析を(中級編)

臨床研究に限らず統計は広く使われています。これからの医療者は、統計専門家でなくても自分で解析したいデータの「量や質に応じた」適切な手法を使える「きちんと勉強している統計ユーザー」であるべきと考えます。市販の、あるいは無償の統計ソフトやR言語などの統計プログラムを使えるようになることが、まずは目標と思いますが、もう一歩踏み込んで本質的な「数値解析の考え方」を知ることも学問的興味を刺激するものではないでしょうか?
 多くの統計の教科書は系統的に解説が進みますが、気づけば途中で挫折してしまいがちです。このコーナーでは、統計項目の順番を気にすることなく私が独学で整理した統計関係の記事を好きなものだけ読み物として読み、データ解析について踏み込んで興味を持っていただけたらと考えました。
 まずは基本からという方は別記事(統計基本編)からご欄ください。このコーナーでは難易度を★で示しています(独断です)。